【GAS】トリガーが実行できないときに確認すること
Google Apps Script(GAS)においてトリガーは、特定の条件や指定された時間に自動的にスクリプトを実行する強力な機能でが、予期せずトリガーが実行されないことがあります。
この記事では、GASでトリガーが期待通りに動作しない時に確認すべきポイントを解説します。
GASのトリガーについての詳細は下記の記事で詳しく解説しています。
トリガーが実行されない主な原因
トリガーが実行されない場合、以下の原因が考えられます。
- トリガーの設定ミス:設定したトリガーの条件が間違っている可能性があります。
- 実行制限に達している:GASには実行時間や実行回数に制限があります。
- スクリプトのエラー:スクリプト自体にエラーがある場合、トリガーは正常に動作しません。
- 認証の問題:スクリプトが外部サービスにアクセスする場合、適切な認証が必要です。
トリガー設定ミスと実行制限について詳しく解説します。
トリガーの設定ミスとその原因
下記のような設定が間違っていないか再確認してみてください。
間違ったトリガーの種類を選択
スプレッドシートの更新をトリガーに設定したつもりが、実際には時間ベースのトリガーを設定してしまったなど、想定していた挙動になる設定ができていない場合があります。トリガー設定を開き直し、正しいイベントベースのトリガーができているか確認しましょう。
不正確な時間設定
特に時間ベースのトリガーで、実行間隔や実行時間の指定が間違っている場合が考えられます。GASの実行ログを確認し、トリガー設定で指定した時間が自身のタイムゾーンと一致しているか再確認してみてください。
スクリプト関数の誤指定
複数の関数を記述している場合、設定でトリガーに関数を紐づける際に間違っている可能性があります。トリガー設定で紐づけている関数を今一度見てみましょう。
主なトリガー制限
GASのトリガー設定は無制限に行えるわけではなく、いくつか制約があります。
設定したトリガーの実行時間(90分/1日)
フリーアカウントだと、トリガーで実行した処理時間は最大で1日(24時間)で90分となっています。
1スクリプトに設定するトリガー数(20)
1スクリプト内で1ユーザーが設定できるトリガー回数の上限が20回となります。
まとめ
GASでトリガーを実行できない場合の確認事項について解説しました。