【サーチコンソール】ページURLの「#toc」とは

Web分析

サーチコンソールでURL単位の集計をするときに、URLの末尾に「#toc_id_x」(xは数字)といったようなパラメータのような文字列が付与されていることがあります。

この記事ではこの「#toc_id_x」の概要と、評価の方法について解説します。

#tocとは

Table of Contentsの略

「toc」は『Table of Contents』の略で要は「目次」の意味です。検索結果画面で、記事タイトルと説明文の下部に記事内の見出しがリンク付きで表示されることがありますが、サーチコンソール上ではこのサイトリンク単位での表示やクリックが集計されます。

サーチコンソールでは#toc含めたURL単位で集計される

下記のキャプチャはこのブログサイトの、とある時点におけるサーチコンソール上でのページ単位集計結果です。例えば「https://tetsuooo.net/gas/42/」のURLを見ると、何もパラメータが付与されていないものと「#toc_id_1」が付与されたURL存在することが分かります。

同様に、他のURLにも「#toc_id_x」が付随しているURLが複数見られますな。

#tocの表示をどう評価するか

サイトの現状評価は単独URLの数値を見るべき

あるページのサイト順位やSEO対策状況を評価するとき、「#toc」が付随しているURLとしていないURLは必ず分けて見なければなりません。なぜなら、まとめて集計してしまうと、サイトリンクがついているページが1回検索結果に表示されるだけでサイトリンク数分多く評価されてしまうためです。

Googleがどのように評価しているのか、の参考にはなる

サイトリンクを必ず表示する/表示させないことはでず、Google先生の判断で表示されるか否かが決まります。

Googleのアルゴリズムはユーザーの検索ニーズに合致した検索結果表示へのアップデートを続けており、サイトリンクが表示されるには、サイト内の情報がユーザーの求めている内容で、かつサイト内(記事内)の構造が明瞭で分かりやすいと判定を受ける必要があるでしょう。

つまり、クエリとtoc付きのサイトURLを深堀り分析することで、「Googleは、どのようなクエリに対して、どのような情報を提示しようとしているのか」という参考情報にはなるはずです。

まとめ

  • 「toc」は「Table of Contents」の略で「目次」のこと
  • サーチコンソールでは、「toc_id_x」を含めたURL単位で集計される
  • サイトの現状は「toc」を除くURL単体での数値で評価すべきだが、「toc」付つきのURLを分析することでサイト回収の参考にはなる
この記事を書いた人

てつお
広告代理店出身、事業会社でWebマーケティングや開発の仕事をしている26歳です。プロフィール詳細はこちら
■Google広告認定資格|Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)|TOEIC920点