【Google データポータル】サーチコンソール「#toc」を非表示にしてページ単位の集計をする方法
サーチコンソールでURL単位の集計をするときに、URLの末尾に「#toc_id_x」(xは数字)といったようなパラメータのような文字列が付与されていることがあります。
「toc」は『Table of Contents』の略で「目次」の意味になります。「#toc_id_x」表記についての詳細は下記の記事で詳しく解説をしているので是非ご覧ください。
この記事では、データポータルを用いて「#toc_id_x」表記を排除し、ページURL単位で指標を合算して集計する方法をご紹介します。
通常のLanding Page単位の集計
まず、データポータルで普通にLanding Page単位の数値を見てみます。
サーチコンソールの管理画面で見るのと同様に、「#toc」付きのURL単位で集計されていますね。
「#toc~」以下を正規表現で除外する
カスタムフィールドを用いることで、パラメータ前のURLが一致するURLの数値を合算することができます。
「+フィールドを追加」ボタンをクリックし、適当なフィールド名称をつけて下記の数式を挿入してください。
REGEXP_REPLACE(Landing Page, “#.*","")
元の変数と返還後の変数を確認してみましょう。
無事「#toc~」以下は除外されていそうですね。
集計結果の差分を確認する
それではどの程度集計結果が変わるのか確認してみます。上位の3ページは変化しませんでしたが、もともと「1064」より下位だった「748」の記事が、変換後の集計では上位に挙がっていることが確認できます。同様に「715」の記事も順位が上昇していました。
この2つの記事は他のページよりも1回の検索でサイトリンクも一緒に表示される回数が多かったことが分かります。
どのリンクだったのかや、検索結果上の他サイトの記事と並べて比較することで、ページ構成の改善につながりそうです。
まとめ
この記事では、データポータルを用いてページURL単位で指標を合算して集計する方法をご紹介しました。他のパラメータ等でも同様に加工・集計できるのでぜひ試してみてください!